学校の授業についていけない児童・生徒にとって、家庭教師への指導依頼は比較的オーソドックスでした。しかし、今日の教育産業において、家庭教師への指導依頼はコストパフォーマンスが宜しくありません。以下に、その理由を書いていきます。先ず、本当に優秀な講師は給与面でも優遇される大手の個別指導塾に流れます。
その結果、家庭教師で生計を立てようとする講師は、組織に属したくない、独立心の強い人物か、若しくは、組織に属すことができないアクの強い人物となります。そのような講師は自尊心が強く、自身を過大評価する傾向が見られます。だから、授業料も割高に設定されることが往々にしてあるのです。だから、家庭教師に指導を依頼する場合は、余程、その人物と知己の仲である以外はオススメできません。
その代替として、昨今、個別指導形式の学習塾が乱立しているのです。また、家庭教師を依頼する場合、すべての科目の指導に精通している必要があります。しかしながら、そのような人物はそうはいません。対して、個別指導塾は、科目ごとに担当の講師がつくので、その科目に特化した指導が期待できます。
更に、個別指導塾の場合、相性が悪いと思うのならば、その旨を伝え、担当講師を変更してくれる個別指導塾が大半です。個別指導塾は、一人の児童・生徒に対し、室長と、各々の科目担当講師との複数の教育産業の従事者のフォローをうけることができます。今後、個別指導塾は更に、教育産業のシェアを拡大するでしょう。その中で競争が生まれ、個別指導塾全体の質も更に向上すると予想されます。
個別指導塾こそ、今後の学習塾の主流となるでしょう。