家庭教師のアルバイトをする際には、すべての生徒に同じように対応しては効果が薄いです。生徒がどの程度理解しているのかによって対応を変えることで、潜在能力を引き出しやすくなります。まず、偏差値が50を下回っている場合は、問題を解かせるのではなく、ノートの取り方や復讐の効率的なテクニックなど、基礎的なことから見直してあげたほうが良いでしょう。また、苦手意識を持っている場合が多いので、簡単な問題から取り組ませ、成功体験を少しずつ植え付けさせる工夫が求められます。
偏差値が50台前半クラスでは、基礎的な問題への取り組みはある程度できている状態なので、継続的に学習させるように指導して、50代後半あたりへ押し上げる努力をすることが大切です。偏差値50台後半あたりになってくると、家庭教師の腕の見せ所になります。このあたりからは、なかなか偏差値が大きく上昇することはありません。基礎的な問題は解けるけど、応用問題に対応できずに伸び悩んでいる、というケースが多いので、学力をステップアップさせられるように、難しめの問題を解かせたうえで、偏差値50以下の生徒でもわかるくらいのかみ砕いた説明が求められます。
偏差値60台前半クラスは、応用問題もある程度とけるようになっているはずなので、家庭教師がより高度なテクニックを教えてあげる段階に来ています。ここから、家庭教師が生徒を納得させる説明が難しくなってきますが、生徒目線で説明することで理解を促してあげるとよいでしょう。